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Channel: 慢性前立腺炎・膀胱頚部硬化症
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症状の変遷

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Symptmmulti慢性前立腺炎や間質性膀胱炎の患者さんを治療していくと、初めのメインの症状と異なる症状が出現することがあります。
患者さんは新しい症状の出現で、病気が悪化したと怖がる方が存在します。私は次のように説明します。
まずは、原因があり、その原因を脳中枢に伝えるべく脊髄神経が症状に見合った神経回路をいくつも造ります。イラストの矢印が神経回路です。他を抑え鼻差で先頭を走る神経回路がメイン症状になります。メインの症状を造る神経回路は、他の神経回路を構造的に抑えて(抑制回路:紅い矢印)、他の症状を出現しないようにします。

Symptmmulti2治療により、メインの神経回路には原因からの情報が流れて来なくなります。
すると、メインの症状を造っていた神経回路は役立たずになり、他の神経回路を抑え込んでいた抑制回路は消失します。
そのため、抑制回路でそれまで患者さんが自覚してはいなかった症状が新たに出現するのです。

Symptmmulti3さらに治療が続き一定期間経過すると、2番目に出てきた新しい症状も消失し、同様に抑制回路がなくなるので、また新しい症状が出てきます。
症状は消失しても神経回路は何十年でも残っていますから、治療を怠たると神経回路が再び復活するので、注意が必要です。
この現象の逆バージョンも存在します。つまり新たな神経回路が出来て、他の症状の神経回路を抑えるというパターンです。



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