前立腺癌のブログの中で、前立腺癌マーカーであるPSA値が高いということで悩まれている患者さんが実に多いのです。
それらの患者さんに「大豆イソフラボン」をおすすめしています。そのPSAが高い患者さんの中には、本人はあまり自覚していない慢性前立腺炎症状の方がいます。下記にそのコメントの一部を掲載します。
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こんにちは、いつもメールで恐縮です
25回(25日分)大豆イソフラボン飲み続け本日PSA検査と造影MRI検査をしてきました、後はPSAが下がってる事と見つからない事を祈るだけです!排尿は飲み始めに比べると改善されました(イソフラボンのみ服用)飲む前の排尿後の尿道口の痛みはなく軽い違和感(これもなくなりつつ)になり、排尿も楽になったようです。
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高橋先生!報告です
PSA4.5が1.77に下がってました、恐るべし大豆イソフラボン効果、7月1日から25日間(25回)飲んで7/25日検査(PSA/MRI)でしたが、本日8/1日検査結果で担当医師が異常はありません、前立腺も18CCで正常でしょう、ただ膀胱壁が厚いのでおしっこが出にくい症状があるので、フリバス50を1日1回飲んで下さいとの事で処方されました、MRIの所見も全く前立腺には異常はありませんでした、25日飲んだ大豆イソフラボンの効果を実感しました!
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この相談の男性はPSA検査で振り回されていて、慢性前立腺炎症状は気にも留めていなかったのです。
PSA検査は、排尿障害で異常値となるので、一般の泌尿器科医の医学常識では【PSA値が高い=前立腺癌】という誤解が幅を利かせ、患者さんが苦しんでいます。
また、慢性前立腺炎症状は、排尿障害が原因で膀胱・前立腺の平滑筋が興奮した状態を意味していますから、動脈硬化に利用する大豆イソフラボンが有効になります。
【備考】
大豆イソフラボンは動脈硬化の治療にも応用されるサプリメントです。動脈硬化の原因の一つである血管平滑筋の異常行動を鎮めてくれる作用を持っています。この作用は血管平滑筋に限らず、内臓の平滑筋全てに効果があるのでしょう。前立腺肥大症などの排尿障害がある患者さんの膀胱や前立腺の平滑筋は常に緊張していて、排尿障害をさらに悪化させます。大豆イソフラボンによって、これら平滑筋の緊張が緩めば、排尿障害は改善します。すると、排尿障害によって上昇していたPSA値も改善するのは当然でしょう。
エストロゲンの類似作用を持つとされる大豆イソフラボンの構造式は、コレステロールに似てはいますが、コレステロール骨格ではありません。生命の歴史から考えて初めに生まれたのは大豆イソフラボンであり、コレステロールを利用して大豆イソフラボンに似せて作ったのが動物細胞の女性ホルモンだと考えられます。エストロゲンの方が大豆イソフラボンのコピーなのです。コピー商品は本物より落ちることは周知の事実です。つまりエストロゲンは作用は強いのですが副作用も強いという欠点を持っています。その点、オリジナル商品である大豆イソフラボンは有効なマイルドな作用を持っている半面、副作用が弱いと考えられます。それは何十億年もかかって作られた植物性ホルモンだからです。(女性ホルモンという名称が間違いかも知れません。なぜなら、男性の副腎からもエストロゲンが分泌されているからです。)
もしも、この大豆イソフラボンをご希望の方は、右のFAX用紙をプリントしてご使用ください。(右クリック、画像の印刷クリック)
医療機関でのみ購入できる大豆イソフラボンです。
2011年12月から規格が変わり、1錠20mgから15mgになりました。価格もその分下がりました。
服用量は従来と同じで、1日1錠です。
排尿障害があり、慢性前立腺炎症状で悩まれている方には特におすすめです。